2007年09月30日

レプラコーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

レプラコーン (Leprechaun) は、アイルランドの伝承に登場する妖精。レプレホーンともいう。靴職人とされる。地中の宝物のことを知っており、うまく捕まえることができると黄金のありかを教えてくれるが、大抵の場合は黄金を手に入れることはできない。
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『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では、クィディッチのアイルランドチームのマスコットとして登場し会場に金貨を降らせた。ただしこの話のレプラコーンが降らせた金貨は、30分ほどで消滅する。

アイルランド南西部には「レプラコーンに注意」 (Leprechaun crossing) の交通標識があることで有名。

ラベル:レプラコーン
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2007年09月28日

レッドキャップ

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レッドキャップ(英:Red Cap)は伝説の生物。
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直訳すると「赤い帽子」。主にイングランドとスコットランドの国境付近で出没するという。ゴブリンやオーガ等のアンシーリーコート(単独生活性の妖精、悪鬼)の一種。常に人間の命を欲する非常に残虐な妖魔で、身につけている帽子は犠牲者の血で染められて常に赤錆色を帯びている。墓地等に出没し、一人歩きの人間を見かけると手にした斧で惨殺、溢れ出る血潮を用いて帽子を染め上げる事を至上の喜びとする。弱点はロザリオ等の十字架。また、捕まったときに聖書の文句を二言三言口にすれば姿を消す。
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2007年09月27日

レーシー

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レーシー(Leshy)は、世界各地の森に住んでいる精霊の一種。人間にとって有害なものから、ささいなイタズラをするだけの者など様々。
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深く生い茂った森の中を歩いているとき、誰かの視線を感じたり後をつけられている感じがすれば、それがレーシーである可能性がある。もちろん、姿を見ようとして振り向いても彼らの方が素早いので姿を見ることはできない。 青い肌に緑色の目と髪をしていて、小さくて痩せているらしい。森に入って来た旅人の方向感覚を狂わせ森の奥へ誘い込もうとすることがあるが、靴を左右逆に履いて服も後ろ前に着ればレーシーは混乱し、彼らの魔法は簡単に解けてしまう。

ラベル:レーシー
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2007年09月26日

ルサルカ

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ルサルカ(Rusalka)は、スラヴ神話の水の女神。女神というよりは幽霊のようなもので、若くして死んだ花嫁や水の事故で死んだ女性がなるという。別名ルサールカ(Rousalka)またはルーサルカ。
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非常に美しい容姿をしており、その美貌と上手な踊りで男を惑わして命尽きるまで男を踊り狂わせて殺してしまう。

ちなみにロシア南部ではルサルカは素晴らしい美少女の姿をしているが、ロシア北部のルサルカは醜い妖怪のような姿をしている。

地方によってルサールカ・またはヴィーラ・ヴィルリ・ヴォレスとも呼ばれる。 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の原作にもヴィーラが登場し、男性陣を魅了した。

アントニン・ドヴォルザークによる歌劇『ルサルカ』の題材としても有名である。

『聖剣伝説2』の登場人物ルサ・ルカもこの伝説からきている。
ラベル:ルサルカ
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2007年09月24日

リャナンシー

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リャナンシー(Leannán-Sídhe, Leanan-Sidhe)は、アイルランドに伝わる若く美しい女性の姿をした妖精。リャナン・シーとも。その名は「妖精の恋人」という意味を持つ。
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アイルランドの緑の丘の近くなどに現れ、いつも人間の男性に愛を求めてくる。リャナンシーの愛を受け入れた男性には、詩の才能と美しい歌声を与えてくれるが、その代償として毎日少しずつリャナンシーに精気(一説には血)を吸われていく事になる。つまり、この妖精にとり憑かれた者は、詩や歌声の才能と引き換えに早死にする。

逆に男がその魅力に応じない場合はなんとか振り向かせようとリャナンシーは奴隷のように従うが、男が愛を受け入れるとやはりその男に取り憑く。それはリャナンシーが別の男を見つけるまで続く。

ケルトの多くの芸術家、特に詩人が短命に終わるのは、彼らが彼女に恋をして命を削りながら最高の作品を作り出したからだ、と言われている。

また、彼女の見た目はたまらないほど美しく見えるが、彼女が気に入った男性以外の人間には見えない。

同様の妖精として、マン島のラナンシー(Lhiannan-Shee)がいる。こちらはリャナンシーより悪質で、特定の男性につきまとい、身も心も破滅させるという。
ラベル:リャナンシー
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2007年09月21日

ラミア

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ラミア(ラミアー、Λαμία, Lamia)は、ギリシア神話に登場する人物、もしくは怪物。

海の神ポセイドンの息子ベロスとその母リビュエとの間の娘。元々はリビアの女王であったが、その美貌でゼウスに見初められた。結果、ゼウスの妻ヘラの怒りを買い、ゼウスとの間に産まれた子供を全て殺され、自身も怪物に変えられてしまった。

ヘラの呪いはそれだけでは終わらず、子供を失った悲しみから常に逃れられないよう、眠りさえも奪われてしまった。ゼウスは彼女が休めるよう、目を取り外して眠れるようにしてやったが、子供がいる他の母親を羨むあまり、ラミアは他人の子供を食べるようになってしまった(他にも、生まれてきた子供を喰う呪いをかけられ、その後上半身が女性で下半身が蛇の怪物になったという話や、ヘラに子供を殺されてしまい、哀しみのあまり怪物と化したという話もある)。

彼女は多くの場合、女性の頭と胸に、蛇の下半身を持つという姿で描かれるが、時には、男性として描かれたり、両性をもつ者として描かれることもある。人語は話せないが、代わりに美しい口笛を吹いて人を虜にする。

ジョン・ランプリエールは『ギリシア・ローマ事典』の中で、ラミアは、声は魅力的だが子供たちを殺す小さなアフリカの怪物ラミアイ(Lamiae)の原型になり、そしてそれが現在レムレス(Lemures)と呼ばれているものである、と主張した。

歴史上では、母親たちが子供への脅しに使うこともあり、子供が悪いことをすると「○○をするとラミアが来るよ。」と言う風に使われた。
日記
名前は「貪欲」を意味するギリシア語のラミュロス(λαμυρός)からきていると言う説がある。同じ語源からレムレスがきているという説もあるが、確かではない。

ポセイドンの娘でシビュレの母であるラミアともしばしば混同される。また、ラテン語に入ってからは、女の吸血鬼を意味するようにもなった。

ラベル:ラミア
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2007年09月20日

モーショボー

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モーショボー(Mo Shobou,Mo Shobow)は、モンゴルのブリヤート人に伝わる魔物。 その名は「悪しき鳥」を意味する。
ドン!
恋愛を知らずに幼くして死んでしまった少女の魂がモーショボーになるといわれている。

モーショボーは美しい少女の姿になって自分の近くを通る男の旅人を誘惑する。旅人が油断して近づいた途端に顔を鳥にし、その鋭い嘴で旅人の頭蓋骨を割り、脳髄を啜るとされる。

ラベル:モーショボー
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2007年09月18日

メリュジーヌ

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メリュジーヌ (Melusine) は、フランスの伝承に登場する蛇女で一種の異類神婚伝説の女主人公。
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ブルターニュ伯の下に美女の姿で現れて求婚し、妻となって後は彼を助けるが「日曜日に必ず沐浴するので、決して覗かないこと」という誓約を夫に破られ正体を明かされる。部屋に一人閉じこもっていた彼女の姿は上半身こそ人間だったが、下半身は巨大な蛇になっていたのだった。

実は、彼女はもともと妖精の姫君であったが、姉妹と結託して母親を陥れようとしたために呪いを受け追放され、人間の男の愛を得れば呪いが解けると聞かされて領主に近づいたのであった。

領主は彼女が人間でないことを知ってからも妻とし続けたが、二人の間に生まれた気性の荒い異形の息子達が町で殺人を犯したと聞いて激昂し、息子達の性格上の欠陥の原因を彼女の正体のせいだと罵り「化け物女」と罵倒したため、自尊心を傷つけられた彼女は正体を現し、教会の塔を打ち壊して行方をくらます。

ラベル:メリュジーヌ
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2007年09月14日

メイヴ

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メイヴ(Maeve)は、ケルト神話に登場するコノートの女王。メイヴは英語読みで、古期アイルランド語ではメズヴ(Medb)。
【PR】資格
コノート軍を度々苦しめたクーフーリンを憎み、彼がゲッシュ(禁忌)を破って死ぬきっかけを作る。

後世では、妖精の女王マブ(Mab)とされ、シェークスピアも『ロミオとジュリエット』の中で、夜中に馬のたてがみを編みこむ者、とうたっている。

元々は夢魔のような存在とされていたが、タイタニアと混同される事が多かったため、その名が広まった。数多くの夫に、自分の経血を配合した赤い蜂蜜酒を配り、その支配権を分け与えたといわれる。ちなみに、名前の「マブ」は蜂蜜酒の意。
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2007年09月13日

マンドレイク

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マンドレイク(Mandrake マンドラゴラ(Mandragora)とも)とは、まずはヨーロッパの伝説に登場する植物の事である。
【PR】資格
塊根が人間の形をしており、引き抜くと世にも恐ろしい悲鳴を上げて、その悲鳴を聞いた人間は死んでしまうと言われる。日本語でも「マンドレイク」といった場合は、一般にはこの伝承上の植物を指す。
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2007年09月11日

ホムンクルス

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ホムンクルス(Homunculus)は、ヨーロッパの錬金術師が作り出す人工生命体、または、その生命体を作り出す作業のことである。
【PR】資格
製法は、フラスコに人間の精液と数種類のハーブと馬糞を入れて密閉し、馬糞が発酵する温度で保温する。四十日経過すると、フラスコの中に透明で人間の形をしたものが出現する。しかし、これにはまだ実体が無いため、さらに四十週の間、人の生き血を注入しながら馬の胎内と同等の温度で培養する。この間、毎日生き血を与えなければならない。フラスコの外に出したり、生き血を与えるのを止めると、その生命体はすぐに死んでしまう。使用するフラスコも、メリクリウスの器でなければならないという。こうして完成した生命体は人間の子供と同じ姿をしているが、体躯は人間のそれに比するとずっと小さい。ホムンクルスは、生まれながらにしてあらゆる知識を身に付けているという。

ヨーロッパルネサンス期の錬金術師パラケルススは、このホムンクルスの生成に成功したとされる。しかし、彼の死後、再び成功した者はいなかったという。

その後の18〜19世紀のドイツの文人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、自身が生み出した戯曲『ファウスト』第二部第二幕の中でこのホムンクルスを題材に取り上げており、また、現代においても(特に日本で)、様々な漫画やコンピュータゲームでストーリーの題材にされている。キリスト教では、この技術は創造主である神・ヤハウェの領域に人間が足を踏み入れるものとして恐れられている。

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2007年09月09日

ボガート

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ケルト族の神話では、ボガート(Boggart)はいたずら好きだがときに人間を助けてくれる家に住む精霊である。別名ボーガン(Bogan)またはボーグル(Bogle)。
【PR】おしごと
小説『ハリー・ポッター』シリーズの中では、彼が襲おうとする人の最も恐れるものに姿をかえるシェイプシフターとして登場している。彼らはクローゼットの中やベッドの下や木の幹にあいた穴などの暗く閉ざされた場所にいることを好む。
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2007年09月07日

ボギー (妖精)

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ボギー(Bogies)は、イギリス各地に棲む悪戯好きの妖精の総称。 色々と人間にちょっかいを出し、時には酷い目に会わせたりする。

ホブゴブリンの一種で、ヘンリーの牛っこやスクライカーなども、このボギーの仲間と言われる。
【PR】資格
ボギーは幽霊の如き存在で、決まった形がないとされる。 人間の生活に興味を持っており、常に人間の後頭部に浮かんでいると言う。

ラベル:ボギー
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2007年09月06日

ブラウニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブラウニー (Brownie) は、スコットランドや北部イングランドで伝承されている伝説上の妖精のひとつである。呼び名は地方によって全く異なるが、いずれもが民家に住み着いてその家を栄えさせるなど、日本の座敷童子に近い存在である。
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ブラウニーは主に住み着いた家で、家人のいない間に家事を済ませたり家畜の世話をするなど、人間の手助けをすると言われる。人間はその礼として、食べ物などを部屋の片隅にさりげなく供えて応えるため、民間信仰的な様式を備えている。一方で天の邪鬼な気質もあり、整理整頓された美しい家は、家人のいない間に散らかしてみたりと、悪戯小僧的なキャラクター性も伝えられている。

ブラウニーへの礼は決してあからさまに付与してはならず、あくまでもさりげなく部屋の片隅など隠すように置いておき、ブラウニーに自発的に発見させなければならない。もしあからさまに与えてしまうと怒って家を出て行ってしまうとも言われる。

また、ブラウニーが住み込み先の家で働く目的は衣類を手に入れることであり、ブラウニーに対する礼として衣類を与えてしまうと、働かなくなり家を去ってしまうと言われる。

年を経るとブラウニーはクリスマスのサンタクロース伝説と合体し、サンタの弟子がブラウニーであり、年長のブラウニーがサンタクロースとなるという伝承もある。

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2007年09月05日

ブッカブー

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ブッカブー(Bucca-boo)は、イギリスのコーンウォール地方に伝えられている妖精の一種。ゴブリンの仲間であるという。ブッカ(Bucca)とも。
【PR】雑学
古くは海の実りを司る神といわれ、現地の漁師達はブッカブーに魚などを供えて豊漁を祈願したという。

ブッカブーには二種類あり、白いブッカブーが善、黒いブッカブーが悪であるとされる。

親が子供をしつける時に「悪い事をしているとブッカブーに食べられちゃうよ」という習慣もあるという。

ラベル:ブッカブー
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2007年09月04日

フォーン

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フォーンは、豊穣を司る精霊。牧神ファウヌスの親類にあたると言われている。パンあるいはサテュロスと混同されることもあるが、彼らよりもはるかに美しく気品のある存在だとされている。
【PR】スキルアップ
顔と胴体は美しい青年で耳と足は鹿に似ていて、足の毛は光沢があり手触りもすべすべしている。フルートの一種であるショームの達人で、ニンフ達を踊り手によく演奏会を開いている。その性質はとてもおとなしく、他者に危害を加えたりはしない平和主義者である。
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2007年09月03日

フェアリー

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フェアリー(英:fairyまたはfaery)は、主に妖精と訳される、西洋の神話や伝説に登場する気まぐれで、人間と神の中間的な存在の総称。日本語でのこびと、妖怪、竜(ドラゴンやワーム)、仙女、魔女にあたる。狭義ではイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、ノルマンディ地方などの神話・伝承の精霊や超常的な存在を指し、広義には他の国・地方・民族の同様の存在、たとえばゲルマン神話のエルフなどを含む。人間に好意的なもの、妻や夫として振る舞うもの、人にいたずらしたりだましたり、命を奪おうとするもの、障害として立ちはだかるもの、運命を告げるものなど、さまざまな伝承がある。
【PR】資格と仕事
コティングリー妖精事件の後は、絵画や文学に羽をもつ非常に小さな人型の姿で登場することが多い。フェアリーという言葉は「運命」を意味するラテン語に由来する。世界中のさまざまな神話や伝承に共通する面が見られるのと同じように、同様のフェアリーが類型としてさまざまな名前や姿形で異なる地方、民族の伝承にあらわれる。

フェアリーの起源にはさまざまなものが考えられ、被征服民族の民族的記憶、異教の神や土着の神が神格を剥奪されたもの、社会的に差別・追放された人々を説明するための表現、しつけのための脅しや芸術作品の中の創作、などが挙げられる。小さい姿に描かれたり、遠い場所に行ってしまうといった話は、意識の中で小さくなってしまった存在であるということを表している。

ケルト族の神話や伝説にはいろいろな種類の数多くのフェアリーが登場する。フェアリーはまた「小人(こびと)」とも言われていたが、ドワーフ、レプラコーン、ゴブリン、メネフネなどの他の神話の生き物も同じように「小人(こびと)」と言われている。アイルランドではシー(Sidhe)、スコットランドではディナ・シー(Daoine Sith)として知られている。

フェアリーの身長については諸説あって定まっていない。昔から伝わるフェアリーは人間と同じかもしくは人間より背が高いとされている。ブリトン族の人々は、フェアリーは冷たい鉄が苦手であると信じていた。歴史家や神話の研究者は、この迷信の存在から、ケルト族がやってくる前にグレートブリテン島に住んでいた人々の民間伝承がフェアリーの起源であると推測している。これらの人々の武器は石で作ったものだけであり、鉄の武器をもつケルト族の方が優れていた。

人の姿を取らないフェアリーも少なくない。旅人を惑わすウィル・オ・ウィスプは日本でいう鬼火、人魂である。ドラゴンやワームは克服が困難な障害や敵の象徴として物語に登場し、主人公がその弱点を策や特別な武具をもって攻め倒すというモチーフが繰り返し語られる。これは日本の八岐大蛇の伝承や、インドの神話でのヴリトラ(障害)と同様である。家畜や身近な動物の姿のフェアリーも多い。猫は妖精的な生き物とされ、魔女の使い魔、魔女の集会に集まると考えられたり、そのものが妖精ケット・シーKait Sithとされる。犬も A. C. ドイルの「バスカヴィル家の犬」や J. K. ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズに見られるように、墓守あるいは死に結びつけられる黒妖犬として登場する。これはギリシャ神話のケルベロスの影響もあるだろう。馬の激しい気性は、御しがたい川の激流に結びつけられ川馬ケルピーや人を乗せて死ぬまで走る夜の白馬などとして登場する

今日は、フェアリーは人間に好意的で優しい性格の生物とされることも多いが、歴史的には必ずしもそうではない。例えばフェアリーが人間の子供をさらって代わりに彼らの子供を置いていくという「取り替え子」(チェンジリング)の迷信は中世では広く伝わっていた。このモチーフは吟遊詩人のトーマス・ライマーやタム・リンの歌の中に現れている。

ラベル:フェアリー
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2007年09月02日

ファハン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファハン (Fachan) は、スコットランドの高地地方に伝わる妖精。別名ジイリッハ (Direach)。
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目と腕と足が一個づつしかなく、一本腕が胸の前から出ている。 禿げた頭部に長い顎鬚で、鹿の腰巻を身につけた姿をしている。

ゴブリンの仲間で、小人のように小さな魔物とされる事がある。 また、フォモール族の子孫で、巨人のように大きな姿をしているともされる。
ラベル:ファハン
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