ウサギ(兎)は、ウサギ目に属する草食哺乳類の総称。ただし、多くの場合、ウサギ目のうち耳の小さいナキウサギ科を除いたウサギ科の動物のみを指す。外敵から身を守るために発達した大きな耳と、脱兎の如(ごと)くなどと例えられるような俊足ぶりや、出来るだけ遠くの音を聞くために立って音を聞くことが出来るように発達した長い足が特徴的である。カイウサギ(アナウサギ Oryctolagus cuniculus の家畜種)、ノウサギなど。
日本では、長い耳と小さな目がかわいいととらえられることが多く、小学校でよく飼育されている。現在ペットとして飼われているウサギ(カイウサギ)は、すべて哺乳綱 - ウサギ目 - ウサギ科 - アナウサギ属を家畜化したものといわれている。アナウサギ(英:rabbit)はヨーロッパ原産で、名前のとおり野生状態では地下に巣穴を掘り、巣穴で出産・育児を行う。アナウサギも、それを家畜化したカイウサギも、子どもは出生時には眼が開かず、毛も生えておらず、自力で歩行や跳躍ができない。
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一方、日本の山野に棲息しているウサギはノウサギ類(英:hare)で、巣穴を掘らずに生活し、子どもは生まれてまもなく眼が開いて毛が生え、歩行もできる。