ベヒモス、ベヘモト (behemoth) はヘブライ聖書・ヨブ記 40:15 に記述されている水陸両生の動物の名前である。
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カバや水牛などが由来になっていると推測される。おそらくベヒモス (behemoth) はヘブライ語で動物を意味する behamah の複数形であり、これは複数の動物を集めたのと同じぐらいの大きさだったことから来ていると考えられている。
ベヒモスはそれを造り出したものにしか殺すことができない。ヨブ記の場合ではヤハウェ(創造主)になる。ヨブ記によると草食で、杉のような尾と銅管や鉄の棒のような骨をもち、川が氾濫しても平気だといわれる。
ユダヤ教の言い伝えでは、世界の終末の日には、レヴィアタンやジズ (ziz) とともにベヒモスも食べ物として食卓に供されると言われている。ベヒモス、レヴィアタン、ジズはそれぞれペルシャ人の言うハドハヨシュ、カル、シムルグと同じものである。
ユダヤの伝承ではレヴィアタンとベヒモス両方が海に住むことになっていたのだが両者が海に住むと海水が溢れ出してしまうためベヒモスだけが陸に住むことになったのだといわれている。