カトブレバス(Catoblepas:ギリシャ語で『うつむく者』の意)は、アフリカの西エチオピアに居たといわれる、動きは鈍いが怖ろしい幻獣。ゴーゴン・カトプレパスとも言う。
姿はヌーの体に、豚または蛇の頭を持ち、小腸のように細長い首を持つ。尻尾には鉤爪が有り、目もある。
吐く息には毒があり、周囲の草を枯渇させる効力がある。また、見つめた者を石化させてしまう魔眼を持つ(石化するのではなく単に死んでしまうだけという説もある)。但し、頭部が重い割に首が細いため、頭を持ち上げられず常に下を向いており、魔眼の能力はほとんど効果を発揮しなかったとも言われている。
動きが鈍いせいで目玉を潰されてしまったカトブレバスが子供を生み、目がどんどん子供に遺伝し、ついには全てのカトプレバスの目が見えなくなったという。その後は尾の目で物を見ているらしい。
ラベル:カトブレパス