熾天使(してんし)は、天使の位階のひとつ。ヘブライ語で単数形は שרף(Seraph、セラフ)、複数形はשרפים(Seraphim、セラフィム)となる。
偽ディオニシウス・アレオパギタが定めた天使の九階級のうち最上とされている。三対六枚の翼を持ち、二つで頭を、二つで体を隠し、残り二つの翼ではばたく。神への愛と情熱で体が燃えているため、熾(燃える、などの意)天使といわれる。
『民数記』にはネハシム-セラフィム(「燃える蛇たち」)が出てくるが、これは火のごとき空を飛ぶ蛇の姿であるという。
ラファエル、ウリエル、ミカエル、ガブリエルの四大天使がこれに該当する。
ラベル:天使